今年も二本松で開催 重陽の芸術祭

9月から10月下旬まで、二本松市を中心に開催されるアートプロジェクト「重陽の芸術祭」の概要が発表されました。今年も国際色豊かな展示となりそうです。

昨年、二本松市で開催された福島ビエンナーレ。そこで生まれた「重陽の芸術祭」という企画が、今年も二本松を中心に開催されます。「重陽」とは、日本酒に菊を浮かべて不老長寿を願う節句を指し、二本松城(霞ケ城)は全国一の規模をほこる菊人形祭が開催されており、菊は古来より薬草としても用いられ、延寿の力があるとされてきました。菊を眺めながら宴を催し、菊を用いて厄祓いや長寿祈願をする「重陽の節句」は、五節供の中で最も重要な日でした。その日に合わせて開催されるのが、この重陽の芸術祭です。

主な参加アーティストは、オノ・ヨーコ、清川あさみ、京極夏彦、小松美羽、月岡芳年、福井利佐、ヤノベケンジ、夢枕獏、ワタリドリ計画ら。古き良き伝統を残す二本松で、現代芸術の担い手たちは、どのような作品を見せてくれるのか。ぜひ会場に足を運んでお楽しみ下さい。

 

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アートフェスティバル「重陽の芸術祭」

【開催主旨】
「重陽の芸術祭」は、2016年から二本松市で開催されてきた現代アートの祭典です。最先端のアートを通して、地域の文化に触れる機会や,国際交流を活性化させる場を設けています。開催初日となる9月9日の「重陽」は、日本酒に菊を浮かべて不老長寿を願う節句です。二本松城(霞ケ城)は全国一の規模をほこる菊人形祭が開催されており、菊は古来より薬草としても用いられ、延寿の力があるとされてきました。菊は他の花に比べて花期も長く、日本の国花としても親しまれています。菊を眺めながら宴を催し、菊を用いて厄祓いや長寿祈願をする「重陽の節句」は,五節供の中で最も重要な日でした。

「重陽の芸術祭」では、菊と日本酒による「重陽」を主軸に、安達が原の「黒塚」の鬼婆伝説,永遠の愛を詠った「智恵子抄」に関連した現代アート(絵画,彫刻,工芸,インスタレーション、ダンスや詩のパフォーマンス、ビデオアート、アニメーション、映画)などを紹介するとともに、ワークショップやシンポジウムを開催します。

東日本大震災後、福島県は原子力発電所の事故によって、伝統的な文化が失われつつあります。地域の芸術活動の支援も少ない状況にあるでしょう。福島の伝統文化と東日本大震災後のFUKUSHIMA をキーワードに開催する「福島ビエンナーレ」は、創作活動、鑑賞活動、体験活動を通して、人々が幅広い「藝術」に触れ合い、集い、交流する機会を設け、地域文化を活性化させる一役を担うなかで、福島に芳醇な文化を実らせていきます。

【開催概要】
会期:2017年9月9日〜10月28日
会場:
二本松市会場:福島県立霞ヶ城公園 二本松城(霞ヶ城)、本丸跡、「二本松の菊人形」(主催:一般財団法人二本松菊栄会)、二本松市智恵子記念館 智恵子の生家、二本松市大山忠作美術館、天台宗真弓山 観世寺、二本松安達文化ホール、安達ヶ原ふるさと村、道の駅「安達」智恵子の里、岳温泉
福島市会場:福島大学

【展示】
9月9日~10月28日

・二本松城(霞ヶ城)本丸跡(郭内4丁目地内)※国指定史跡:オノ・ヨーコ、ヤノベケンジ
・福島県立霞ヶ城公園 「二本松の菊人形」/「百菊夜行」福島大学
・二本松市智恵子記念館・智恵子の生家 :高村光太郎,高村智恵子、清川あさみ
・ 安達ヶ原ふるさと村(9:00~17:00/会期中無休/入場無料):月岡芳年、手塚治虫、夢枕貘、岩根愛、小松美羽、福井利佐、浅尾芳宣(ガイナックス)、福島大学学生、Dillon Rapp、J.Pouwels、Alberto Giacometti、Ahmad Galal
・ 岳温泉:ワタリドリ計画(麻生知子,武内明子)
・福島大学:映画『黒塚』 制作:はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト
《KUROZUKA 黒と朱》2014年,主演:平山素子(舞踊家),高明
《KUROZUKA 黒と光》2015年,主演:大野慶人(舞踏家),古田晃司
《KUROZUKA 闇の光》2016年,主演:舘形比呂一(舞踊家)
《阿武隈川》和合亮一,嶺隼樹

【イベントスケジュール】
■ 展示 9月9日〜10月28日
■イベント 9月9日
重陽の乾杯 13:00〜二本松城(霞ヶ城)本丸跡
朗読音楽劇 「黒塚」 18:30〜 安達が原ふるさと村 農村生活館
原作・詞: 佐藤雅子、作曲・演出:三平典子
10月5日 18:00〜智恵子・レモン忌智恵子の生家:ダンスパフォーマンス(二瓶野枝)、朗読(大山采子)
10月15日  安達文化ホール シンポジウム「黒塚」(安達文化センター):パネリスト:夢枕獏,京極夏彦,東雅夫
10月28日  映画『黒塚』上映会 福島大学 学園祭会場
《KUROZUKA 黒と朱》2014年,主演:平山素子(舞踊家),高明
《KUROZUKA 黒と光》2015年,主演:大野慶人(舞踏家),古田晃司
《KUROZUKA 闇の光》2016年,主演:舘形比呂一(舞踊家)
《阿武隈川》和合亮一,嶺隼樹
■ワークショップ
9月10日:上川崎の和紙でつくる絵葉書:ワタリドリ計画
9月17,18日:上川崎の和紙でつくる切り絵:福井利佐

【実施体制】
主催:重陽の芸術祭 実行委員会
共催:二本松市/二本松市教育委員会/株式会社二本松市振興公社
はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト 安達ヶ原の鬼婆伝説「黒塚」
助成 平成28年度福島県地域創生総合事業
株式会社レーサム
後援:福島県/福島県教育委員会/福島市/福島市教育委員会/福島民報社/福島民友新聞社/朝日新聞福島総局/毎日新聞福島総局/読売新聞福島総局/河北新報社/福島リビング新聞社/福島中央新報社/NHK福島放送局/福島テレビ/福島中央テレビ/福島放送/テレビユー福島/ラジオ福島/ふくしまFM/福島コミュニティ放送FMポコ/株式会社ぶらっとWeb放送

【重陽の芸術祭実行委員会】
実行委員長:鈴木隆(㈱二本松市振興公社 ゼネラルマネージャー)
副実行委員長:安斎文彦(にほんまつ観光協会 会長)、太田 英晴(株式会社 大七酒造 代表取締役社長)、大山 采子(大山忠作美術館 運営協議会 特別顧問)
芸術監督(総合ディレクター):渡邊晃一(福島大学 教授/芸術による地域創造研究所 所長)