INTERVIEW

INTERVIEW

渡辺 仁子 | NPO法人 蓮笑庵くらしの学校 代表

自然を生かすのではなく、生かされる場づくり

船引町の、まるで桃源郷のような里山にある「蓮笑庵」。民画家、渡辺俊明のアトリエだったこの場所は、多くの人たちの心を癒すだけでなく、新たな文化活動を生み出し、人と人をつなげるハブになっています。今回お話を伺ったのは、この場所を主宰するNPO法人「蓮笑庵くらしの学校」の代表、渡辺仁子さん。どのような理念で、場づくりが行われているのでしょうか。

取材・構成:小松理虔(ヘキレキ舎)

-本当に素晴らしい場所ですね。四季が感じられて、自然のなかに芸術作品があって。思わず一息ついて、物思いに耽りたくなるような。

蓮笑庵は、亡くなって今年で14年になる渡辺俊明、私の主人になりますが、その俊明が自分を表現した場所です。主人は「苦労もいい人間を作るけれど、いい思い出がいい大人を作るんだから、みんなで思い出を作ろう」とよく言っていました。それで大地に絵を描くようにして、里山に小道を作ったり、職人たちと気を植えたり建物を作ったりしてこの場所ができました。敏明にしてみれば蓮笑庵は大地に描いた絵なんです。本人の思いが全部入っている場所なんですね。

ですから、この蓮笑庵は民画家、渡辺俊明が構えたアトリエ、そこに触れたいという変わらぬファンの方が来てくださる場所というのが大きな軸になっています。個人で数名でいらっしゃる方もいれば、この秋も色々な団体がバスをチャーターして4、50人くらいの規模でいらっしゃった方たちもいます。絵を描いている人たちが多いです。

一方で、震災後に始まったものとしては、福島でいろいろなことを学ぼうという人たちが集う場所にもなってきています。地域の文化や歴史、心理学や地域経済学など、震災後の福島で学ぼうという人たちがスタディツアーというかたちでいらっしゃり、ここを学びの場で使ってくれているわけです。ほとんどの皆さんが原発に関連するところを見てきますが、それだけを持ち帰るのではなく、最後にこういう自然豊かな場所で学びをシェアする。そんな場所になってきました。

「この世はご縁をいただきにきたところ」と俊明も書いていますが、新しくやってきた人がまた次のご縁を結んでくれて、いろいろな方が集まるようになってきました。例えば、社会の中で立ち止まって少しリセットしたい方。会社勤めとかに疲れて一旦休暇をとったりとか、退職されたりとか、そういう方がいらっしゃってここに住み込む時もあります。そして、回復して戻っていくという、何か寺みたいな役割も生まれてきているような気もします。

柔和な表情でインタビューにじっくりと答えてくださった仁子さん

-まさにハブのような場所になってきているんですね。

そうですね、まさにハブかもしれません。ここで音楽会を主催をする方もいらっしゃいます。いろいろな国から船がやってきて港になるように、いろいろな人たちがやってきて、自然と集いや宴になっていく。主人は「国籍も宗教も年齢も関係なくいろいろな方が自由に使える寺のような場所になれたらいい」と言っていましたので、その流れになってきたのかもしれません。

それに、主人はとても季節を大事にして、お彼岸、七夕、お月見、そういう季節の催しをとても大事していました。そこで音楽会をしたり朗読会をしたり。以前は自分たちでやってきましたが、今は、ここに来てくださる人が、自分たちで企画して一緒にやりましょうと主催してくれるんです。本当にありがたいと感じています。

先ほどハブとおっしゃって頂きましたが、ここに逗留して、また別の場所で活動するという人たちもいます。友人たちの音楽家たちが、毎年名古屋からやってきて、彼らはそれぞれが独立した音楽家たちですが、ここに来るときだけ「ソレイユ」というチームを組んで近くの小学校を数カ所回ってくれているんです。彼らは他県でも活動していますし、震災から時間が経てば「福島で開催するのは充分じゃないか」ということにもなるのですが、現地の人たちとも関わりができたからと続けて訪問してくださっています。

ここが起点になって、ハブになっていろいろな出会い、ご縁が生まれて、この場所に継続して関わってくださっている。県外も人も国外の人たちも、福島に起きたことは人ごとではない、自分たちも考えなければいけないと。そう思ってずっと継続して関わってくださっています。

以前こんなことがありました。アメリカのカリフォルニアで大きな山火事がありましたね。そこから若い方たちが、福島はどうやって回復したのか学びたいというんですね。彼らの町は面積の80%が焼けてしまい住宅に使われる建材に含まれる物質が残って環境が汚染されてしまった。それで、福島の復興を学びたいと。すると、この件ならここを学ぶといい、この場所に行って見たらいいと、次々に目的地が生まれていくんです。本当に、いろいろな船があちらこちらからやってきては、帰港していきます。

建物のいたるところに俊明の作品が展示されている

-その大きなきっかけが、福島第一原発の事故だったということですね。

はい。やはり原発事故が大きかったのだと思います。事故当初はボランティアの方たちが集まるようになりました。その流れが大きかったですね。それまでは俊明のファンの方たちが集まっていた。けれど、そこからはボランティアが集まる場所にもなった。より多目的なものを一度立ち止まって考える場になってきたのだと思います。

NPO法人の名前にも「くらしの学校」と入れています。先人たちの暮らし、生き方、季節を感じて人々と交流すること、つながりを作っていくことが大事だというメッセージを込めました。あの当時は本当に心がガサガサして辛かったという方が多かったと思います。でもそんな時期だからこそ、香りやお茶、自然をゆっくり見つめて見ることも大事なんじゃないかと。

以前、ここで勉強会を主催された方がおりました。そこには避難者のリーダーをしていた方が参加して下さいました。被曝の影響を懸念した母子たちを県外へ避難する手助けをされていた方です。もう一方には、地元に残って、この福島で生きるんだと決意して様々な支援を頑張ってらっしゃった人がいました。そんな人たちが一緒に交わる勉強会をガチンコでやったわけです。でも、いきなりこの場所で議論するのではなくて、まずは自分が気に入った場所で好きなように時間を使っていいということになりました。

避難者のリーダーの方も、この建物の外に出て水の流れる音を聞いたりしていました。あとから聞いてみたら「こんなところで何をしてるんだ、もっと支援が必要な人がいるはずだと思ったけど、こんなふうに過ごす時間を忘れていたかもしれない」とおっしゃっていました。私は私で、彼らの原発事故に対する怒りを聞いて、ああ、私ももっと怒ってもよかったんだと気づかされたんです。

分断していたけれど、ここに集まり、自然や芸術とともに時間を過ごしたことで、そういう現象が生まれたんだと思います。自分でも不思議なくらいでした。立場や意見は異なっても同じテーブルにつくことができる。これは場の力なんだと思うんです。一度、自然から感性を刺激されて、そこから学ばされるのがいいのかもしれません。主人もよく言っていました。人は、人から学ぶだけでなくて、自然からもたくさんのことを学べるんだと。

俊明の作品には、その土地の草花や神仏が描かれている
草木の揺れる音を聞きながら、仁子さんとの対話が続いた

-それは大変すばらしいエピソードですね。文化や芸術、自然の持つ力だけでなく、人間はそういうものから力を得て、変わることができるという希望に満ちていると思います。

そうです。芸術や自然には、人の感性を深くする力があるんだと思うんです。けれども、もっと大事なのは、それを受け取れる力がなければいけないということ。自然はそこにあっても、そこから受け取れる力、感性がなければ学ぶことができないわけですから。だからこそ、私たちは「くらしの学校」と名付けました。自然から学ぶことができる、その感性こそを深めようと。

今は技術によってなんでもできる時代になってしまったけれど、こういう時代だからこそ、立ち止まって、自然から大切なことを受け取ることができる感性を大事にしなければいけないと思います。蓮笑庵は、その感性を取り戻し、学ぼうというさまざまな人たちと一緒に歩いて行く場所でありたいですね。

-確かにそうですね。より快適に、より便利に、より経済的に、という考えの延長線上に原発事故もある気がします。

そうですね、そういう社会では、要らないもの、捨てられてしまうもの、ボロボロのものは相手にされないかもしれない。けれども、そういうものを人は大事に生かすことだってできるんです。そういう体験や思い出がないだけで、人が集まればまた別の力が生まれるはずです。今、この里山の裏手にある古民家の再生プロジェクトが動いています。そのプロジェクトで、生かすのでなく生かされることの大事さを噛み締めています。

今は「すずめのお宿」という名前がつけられて、いろいろな企画が行われるようになりましたが、最初はもう誰がどう見てもボロボロの家でした。不思議なものですね、ボロボロの時は誰も見向きもしなかったけれど、少しずつゴミが片付いて中が見えてきた途端、多くの人たちが関わってくれるようになりました。

日本大学工学の「リズム」というサークルの多くのみなさんのおかげで改修工事が進められてきて、見違えるような姿になってきました。要らなくなった火鉢とか、解体される住宅からいただいた欄間や建具などで作った場所です。どれもこれも、必要なくなってしまったものだけれど、活かされればこんなにすばらしい場所になるんですね。

蓮笑庵は、俊明と腕のいい職人たちが最高の素材を作って作り上げた、ある意味では完成された場所です。でも、同じ里山の中にそれとは全く違う自由な場所ができた。世間で要らないものから始まりましたが、だからこそ自由に多様な人たちがいろいろなものを表現できる。「すずめのお宿」は、大衆のアイデアによる未完成の場所です。

そこで思い出したのは、主人が言っていた、「里山というのは、一度切り開いたら、人が手を加え、そして手を携えて守っていかなければいけない。そこから恵みをいただく場所なんだ」という言葉でした。つまり、里山というのは人間がそれを生かす場所ではなく、生かされる場所というわけですね。蓮笑庵も、すずめのお宿も異なる性格の場ですけれども、この里山の豊かさに生かされる場所だということは共通している気がします。

インタビューの後、仁子さんに「すずめのお宿」を案内していただいた
日大工学部の学生を中心に場づくりが行われている

-芸術や自然があることで感性を刺激され、対話の空間が生まれたり、立ち止まって考えたり、自由な表現が生まれたりする。それは偶然ではなく、芸術家である俊明がマスタープランを描いた場所だからこそ広がりがあったのでしょうね。

そうかもしれませんね。特に震災後に、そういう新しい流れが出てきました。それによって、すずめのお宿のような自由な場所が生まれたわけですけれども、蓮笑庵も含めて、それこそ皆で絵を描くようにして、この里山が育ってきたということなのかもしれません。本当に奇跡的なことだと思います。

主人とここに来た頃、家の前の池を作って、魚を放したことがあるんです。私は、せっかく魚を入れても泥でかき回されて何も見えないじゃないって文句を言ったんですね。すると、主人はこんなことを言っていました。「泥は決して汚いものじゃない。この見えない泥の中にどんな生き物がいるのかを想像するのが楽しいよ。泳いでいるものが見えるより、見えないものを想像することが面白いんだ」って。

もしかすると、この場所もそうかもしれませんね。仲間が増えて、関わってくれる人たちが増えて、さあこの先どうしようと思ったこともありますが、行き止まりかと思っても、次の橋がすっと現れてくるんです。これからの時代もそうかもしれません。ここが起点になって集った次の世代の人たちが、こんなことをしてみようって、きっと新しい橋をかけてくれる。そう思っています。

 

プロフィール:渡辺仁子(わたなべ・じんこ)
福島県田村市生まれ。武蔵野女子大学日本文学科卒業後、教員を経て工芸展に勤務、独立。画家渡辺俊明と出会い、生まれ育った田村市にてアトリエ蓮笑庵を開く。(有)蓮笑庵代表取締役就任。夫・俊明が他界後、蓮笑庵を共に感じ学び合う共有の場として開放する。NPO法人蓮笑庵暮らしの学校設立・代表理事。四女の母。

 

INTERVIEW

INTERVIEW

千葉 清藍 | 書家

先人への敬意が、環境をつくる

郡山市在住の書家、千葉清藍さん。福島に59あるすべての市町村をめぐり、そこで見た景色、インスピレーションを受けた風景を作品にする活動など「旅する書道家」として知られています。現在では海外にも活動の場を広げている千葉さんに、旅の思い出や、福島の魅力、現在の活動などについてお話を伺ってきました。

取材・構成:小松理虔(ヘキレキ舎)

-福島を代表する書家として、現在は海外でも活動の場を広げていらっしゃいますが、もともと福島に来たのはどんな経緯があったのですか?

福島に来て19年になりますが、もともとはテレビのカメラマンを目指していたんです。東京のプロダクションに入社し、福島県内の民放局に配属されました。最初はカメラマンと二足のわらじで書道をやっていました。後に音声を担当するようになり、震災のときは、いわき市から新地町まで中継しました。あの時、被災した浜辺を見て、自分にはやり残していることがあるんじゃないかと自覚して。それから3年後に退職して、書家として活動しています。

千葉清藍として活動し始めたのは、2009年です。書の先生から「清」の字をいただき、私が「藍」の字を選びました。先生が亡くなったとき、自分で個展をやってみようと思って開催したのですが、「作品がただ佇んでいるだけに見える」と、作品を見た方から言われたんです。展示の空間を意識しすぎたこと、そして書に気持ちが入っていないと自分でも感じていました。恩師を亡くして何を書いたらいいか分からないまま、作品を書いていたんだと気づきました。

そんなこともあって、2010年に、道具を持って福島県全59市町村を巡る旅に出ました。旅に出てからは、文字に迷うことが無くなりました。伊佐須美神社でアヤメをテーマに書いた時は、ちょうど雨上がりのアヤメが色彩を増してキラキラしていたんです。それで「彩」と「雨」と書いて、「彩雨(あやめ)」と書きました。福島をめぐる旅では、五感で感じるままに表現していきました。

旅では、感性にも新鮮さがあったり、書の中に自由があるということを楽しむことができました。それに、人や自然との出会いは一期一会というか、そこにしかない空気感を持っているということも肌で感じました。部屋の中で書くことも大事だけれど、それとは別に、自分の書の追求には旅が重要だったんだと思います。

千葉さんのアトリエでお話を伺いました

-そうですか。震災の時には報道の仕事と書家の仕事を掛け持ちしていらっしゃったんですね。

そうです。53市町村目がちょうど終わったとき、あの震災がありました。でも、すぐに旅を再開して、残りの6つの市町村を回りました。旅では、立ち上がる人たちの強い思い、震災があっても変わらない風景の美しさを感じました。それを、書を通じて世界の人たちに伝えなければって、勝手な使命感を抱きながら、自分がやり残していることを全うしたいという思いが強かったです。突き動かされるようにして6市町村を回りました。

最後の締めくくりの書は、2011年11月、長床の大イチョウでした。旅を終えて59市町村ゴールしたけれど、ここからが始まりだと書が教えてくれた気がします。それからすぐに、仮設住宅で書道を教えて欲しいという話を頂きました。一つの旅が終われば、その次の光が見えてくるような、そんな書道人生だと感じています。

仮設住宅で書を教える時間は、とても充実していました。それまでは指導したことがなかったので戸惑いもありましたが、自分が福島を巡る中で心に生まれた新鮮な感情を、自由に素直に表現できたと実感していたので、それと同じように、敢えてお手本は用意しないで、それぞれ自由に書を書いてもらいました。

高齢の皆さんは、最初は「字がうまく書けないから」と出て来なかったけれど、若い人に引っ張られるようにして集会場に来てくださって、だんだんと緊張がほぐれて笑顔になっていく様子が印象的でした。みなさんがお書きになったのは、前向き、前進、笑顔、絆、感謝という言葉が多かった気がします。自分へのメッセージとか、お世話になった方への言葉が溢れていました。墨の香りに癒されて、どんどんリラックスしていかれる様子も印象深かったです。子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで、自分の時間を愉しむひと時だったなと思います。

最終的には仮設住宅や集会所を12ケ所まわって、書の力を一緒に感じることができました。でも、私自身がもっと書を知らなければいけないと思い、ここ数年は、和紙の里や筆、墨、硯の産地を巡って、書に関わるものについて勉強しています。出会った職人さんたちの想いに触れ、きちんと書を伝えられる書家にならなければいけないという自覚と覚悟を教えてもらった気がします。

阿吽。静けさのなかに、躍動的な息遣いが感じられる作品

-ここ数年は、海外での活動も盛んになって来ているようですね。最近まで、アメリカにも訪問されたと聞きました。現地の反応はいかがでしたか?

今年は5つの州の8都市をまわってきました。近年は、一度伺うと1ヶ月を越える活動をしています。平日は小学校から大学まで書を教え、土日はフェスティバルや式典で、パフォーマーのようなかたちで大きな文字を書いています。

私は福島から行くわけですから、フェスティバルのような場所で震災のことを話すと、雰囲気を壊してしまうんじゃないか? といった空気になったこともありましたが、福島から来た者が、お祭りを祝って愉しみながらも、世界が抱えている問題のひとつとして福島のことを発信することはとても意味があると思っています。

福島のことを話すとき、同情して欲しいとは思っていません。けれど、共感することはできると思うんです。例えば、アメリカ滞在中にハリケーンの被害があったり、年々深刻な災害がアメリカでも起きています。そんな時、お見舞いの気持ちを伝えたり、お互いの文化や痛みに触れて共感することは未来の平和や友好につながると信じています。私は、書は1日で伝えられるものではないと思っているので、腹を割って話すことができる環境に感謝しながら、信頼関係を、その土地の人と築くことが何より大事だと思っています。

海外と言っても、例えばヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、それぞれで反応は違います。ヨーロッパは何かロマンを感じてくれているところがあります。ロサンゼルスやニューヨークには、実は書家が多く、子どもたちが学校で書にふれあう機会も比較的多い地域です。けれど、私が行っている中西部や南部は初めて書に触れる人々が多いので、教育としての書道も、芸術としての書の魅力も、どちらも伝えられるように、そして楽しんでもらえるように心がけています。

県内の新聞社から依頼で書かれたという「令和」の書

-すでに書家が多いというのは驚きですね!

セントルイスでは、趣味で書道をやっているという愛好家が一人、また一人と集まってきて、ついには「セントルイス筆の会」ができたということもありました。今では、若い人からご高齢の方まで書道が人気になっているそうです。そういう報告が一番うれしいですね。私は1年に1回しか行けないけれど、地元の人たちが思いに共感して、自分たちのために動いた、というのがまたうれしいです。

以前、私が書いた書を「ここに入れたんだ」と言って、タトゥーにしてきた人がいました。その時、ああ、この国では、自分がさっと書いたものが、体の一部になってしまうこともあるんだな、もっと自分の字に責任を持たなければいけないなと思いました。自分の知らないところで書が新たな人生を歩む姿に遭遇したような感覚で、誤字や脱字・芸術面や作品としての管理基準も含めて、あらゆる面で書家としての責任や覚悟を持たなければいけないと思った出来事でした。

その歴史は室町時代まで遡るという雄勝硯を愛用している
書を学ぶために、各地の工房を訪ね歩いたという千葉さん。道具への敬意と愛を惜しまない

-現在は、主にどのような活動をしていらっしゃるんですか?

そうですね、書に関する仕事は、今のところ大きく分けると4つあります。1つ目は、教育機関や一般の方に教える書道の先生としての仕事。2つ目は、依頼のあったものを作品として制作する仕事です。3つ目は、式典やフェスティバル等でのパフォーマンスやデモンストレーション。4つ目は、福島の地域の子どもたちを対象にした、地域に根付いた文化を取り上げた活動です。

この4つ目は、文化団体を立ち上げて、会津桐や、福島の伝統手漉き和紙をテーマにした紙芝居を作ったり、掛け軸作りのワークショップなどを開催したりしています。その活動のなかに、三島町の子どもたちと桐の絵馬のようなものを作って、お願い事を書き、それを毎年三島神社に奉納する活動をしています。

福島のわき水で墨をすり、福島の和紙に書くという日々の制作は、とても贅沢に感じています。筆は広島のものが多いですが、子どもたちと触れ合っていると、木や葉っぱも筆になり、大地の恵みを感じながら書の原点に還る機会に恵まれています。そういう活動は、書家としての幅を広げてくれるような気がします。

私は書家にはふた通りあると思っていて、ひとつは、資格も免許も取らず、自分の世界を切り拓く人と、もうひとつが、団体に属して先人たちの書を真似るトレーニングしながらその幅を広げてステップアップする人。どちらも素晴らしいし、どちらの書も社会から求められていると思います。

私は、自分の感性や創造力を追求したいと思う一方で、臨書を通して学んで、師匠や先人たちへの敬意を絶対に忘れたくないというのが根底にあります。

書道は文化芸術として長い道、そして流れがあります。その水もただ留まっていたら濁ってしまう。清流のように流れていきつつ、先人への敬意を払うということが大事だと思っています。そうしないと、書道という環境そのものを破壊してしまうことになりかねないと考えています。創造によって水に流れをつくり、先人への敬意によって環境を守る。そういうことなのかなと思います。

千葉さんは「福島は未知数の力を秘めている」という

-書家として、福島の魅力とは一体どのようなところにあると感じていますか?

震災前から、食と自然の豊さ、そして人の温かさが福島の魅力だと思っていました。震災のときは30代で、東京に戻ろうかといろいろなことを考えていましたが、震災があって改めて福島っていいところだなと感じたんです。

震災直後の旅の中で、地割れした桃畑を訪れたとき、その農家さんが「自分たちは、おいしい桃を今まで通り作るだけだ」と黙々と作業をされていたんです。福島の方はシャイな方がとても多いけど、生産者の方の誇り、真の強さを実感しました。今年起きた大水害もそうですが、助け合う心や、お互いを生かす心、福島が持つそういう力を社会に共有して、共に考えていくことが求められていると思います。

私が作品を作る時は、目の前の風景だけでなく、食べもののおいしさ、人の温かさ、助け合いの心、人との交流からも影響を受けて感性が動きます。これまでの魅力に加えて、震災をはじめ様々な経験をしたからこそ出てくる未知数の力を福島は秘めていると思います。そういう意味でも、私にとって福島という場所は作品を作る上でとても大切な場所です。

実は、近いうちに、育むということをテーマに、福島の旅を再開しようと思っているんです。数年前から考えていることなんですが。今は旅の巡り方などを構想している段階です。当時と今と、見え方はどう違ってくるか、書く文字はどう変化するか、とても楽しみです。福島のおいしいものを頂きながら、美しい自然と、たくましく生きる人たちに、また会いに行けたらと思っています。

 

プロフィール 千葉 清藍(ちば・せいらん)
東京都葛飾区出身。福島県三春町にアトリエを構え、「旅する書道家」として2010年5月から、福島県全59市町村を巡った。2013年より、福島県の「あったかふくしま観光交流大使」に就任。JR郡山駅の駅名標、ANA東北フラワージェット 「東北」ロゴなどの揮毫を担当したほか、フランスの月刊誌「ズームジャポン~明日の日本を創る50人」に選出されるなどグローバルな活動を続けている。

EVENTS

2018年、いわき市内郷白水地区にて開催された「しらみずアーツキャンプ」。旧産炭地であった白水地区の歴史と文化を、座学で学び、フィールドワークで体感し、そして芸術作品を巻き込んだアートイベントは多くの参加者を集めました。そのアーツキャンプが今年も白水地区を舞台に戻ってきます。

10月27日に開催される「しらみずアーツキャンプ2019」、今年のテーマはいわきの伝統芸能でもある「やっちき」です。昨年同様に白水地区の文化や歴史を学ぶ「しらみず文化大学」と、今年新たに白水地区の歴史や文化を題材にした演劇作品を鑑賞する「しらみず野外演劇祭」の二つの企画に別れています。

座学では文化と歴史を知り、フィールドワークでは地域の息遣いを感じ、そして最後の演劇では想像力を喚起される、そんな濃厚な1日になるでしょう。10月27日は、ぜひ白水地区にお越しください。

座学・昼食会場となる旧白水小学校
みろく沢炭砿資料館ではフィールドワークのほか、最後には演劇が披露される
去年好評だった内郷まちづくり市民会議さんによる「石炭の道」ガイドツアー

【プログラム詳細】
「しらみずアーツキャンプ2019」
しらみず文化大学しらみず野外演劇祭の大きく二つのプログラムがあります。概要は下記の通りですが、詳しくはいわき潮目文化共創都市づくり推進実行委員会のWEBサイトをご確認ください。

しらみず文化大学
日 程:日時:2019年10月27日(日)9:00〜15:30
会 場:座学講座 旧いわき市立白水小学校体育館
   フィールドワーク みろく沢炭砿資料館前広場、いわき市内郷地区内など各所
定 員:座学には定員はありませんが、フィールドワークには定員の設定されているものがあります
料 金:無料

①午前の部:文化講座

②午後の部:フィールドワーク講座

しらみず野外演劇祭
①しらみず野外演劇祭・作品1 体験型ツアー演劇「石炭漂霊巡り」
日 時:2019年10月27日(日)
集 合:JRいわき駅 8:30(集合場所は別途詳細をお知らせします)
解 散:JRいわき駅 18:00
上演時間:8:30〜17:00(途中、お昼ご飯の休憩などを挟み、後半は野外劇に合流します)
料 金:3,500円/人(要予約)
定 員:15名
概 要:このプログラムは、マイクロバスでいわき各所を巡りながら石炭の記憶を辿るツアー型演劇です。途中、お昼休みなどを挟みながら、最終的には午後4時から上演される野外劇に合流する1日がかりのツアーとなっております。(予約受付は終了)

しらみず野外演劇祭・作品2 野外劇「地中の羽化、百億の波の果て」
日 時:2019年10月27日(日)16:00開演 17:00終了予定
会 場:みろく沢炭資料館
料 金:投げ銭制
定 員:なし
概 要:野外劇「地中の羽化、百億の波の果て」は、みろく沢炭資料館前にて上演される野外劇です。この野外劇をもって、しらみずアーツキャンプはフィナーレを迎えます。

*クラウドファンディングも実施中
クラウドファンド「KICK OFF」にて、このふたつの演劇プログラムに関するクラウドファンドを実施します。参加者が15名と限定されてしまうツアー演劇を「映像作品化」し、全国の皆さまにご覧頂くためのクラウドファンドです。ご支援はKICK OFFのサイトから。

しらみずアーツキャンプ2019としらみず野外劇のフライヤー

◎お問い合わせ
いわき潮目文化共創都市づくり推進実行委員会
〒970-8686 いわき市平字梅本21(いわき市 文化スポーツ室 文化振興課内)
TEL:0246-22-7544 FAX:0246-22-7552
E-mail:bunkashinko@city.iwaki.lg.jp

 

EVENTS

 

例年好評を博しているコールペイントワークショップ。なんと、今年度も福島県内2箇所(南相馬・猪苗代)で開催されます! 講師は毎回おなじみの国盛麻衣佳さん。福岡県大牟田市出身で、国内外の旧産炭地から得た石炭や石炭灰を素材とした画材を使った作品作りやアートワークショップを手がけています。

今年のコールペイントワークショップのタイトルは「石炭・石炭灰でだいすきな人の似顔絵を描こう」。いわきをはじめ、日本全国の炭鉱町で集めた石炭・石炭灰からできた炭鉱町オリジナル油絵の具を使って、人物画を描きます。大好きなひとなら誰でもOK。家族だったり、友達だったり、気になるあの人でも、はたまた自分自身を描くのも面白いのかもしれません。

対象は小学3年生から大人までということで、親子連れはもちろん、お孫さんを誘ってワークショップに来ていただくのもいいかもしれません。大切なあの人を思い浮かべながら、アートな1日を過ごしてみませんか?

【プログラム詳細】

「コールペイントワークショップ」
〜石炭・石炭灰でだいすきな人の似顔絵を描こう〜

昔からたくさんの肖像画が、油絵で描かれてきました。今回は、いわきや全国各地の炭鉱町から石炭や石炭灰を集め、炭鉱町オリジナルの油絵の具を作りました。家族や身近な人に絵を描いてプレゼントしてみませんか? もちろん自画像でもOKです。油絵を描いたことのない人でも簡単に描くことができます。

◎講師
国盛 麻衣佳氏
福岡県大牟田市出身。「炭鉱と芸術」をテーマとし、旧産炭地で生まれた文化の再評価を、美術活動と研究の両方から行なっている。国内外の各旧産炭地から得た石炭・石炭灰などを素材にした画材を用い、作品制作やアートワークショップを行なっている。

◎開催日時・概要
1.南相馬会場
日 程:令和元年11月3日(日)(13:00~17:00)
参加費:無料(事前申込制)
定 員:20名
対 象:小学3年生から大人まで(小学3年生未満の方は保護者同伴)
会 場:南相馬市博物館(〒975-0051 福島県南相馬市原町区牛来出口194)
アクセス
・JR常磐線「原ノ町」駅西口からタクシーで約10分
・常磐道「南相馬IC」から車で約20分
2.猪苗代会場
日 程:令和元年11月4日(月祝)(13:00~15:00)
参加費:無料(事前申込制)
定 員:20名
対 象:小学3年生から大人まで(小学3年生未満の方は保護者同伴)
会 場:はじまりの美術館(〒969-3122 福島県耶麻郡猪苗代町字新町4873)
アクセス
・JR常磐線「猪苗代」駅西口からタクシーで約5分
・磐越道「猪苗代磐梯高原IC」から車で約5分

◎申し込み・お問い合わせ
特定非営利法人Wunderground(担当:阿部)
FAX:0246-23-6566
EMAIL:info@wangura.net
主 催:福島県 事業委託者:特定非営利活動法人Wunder ground

INTERVIEW

INTERVIEW

小原 風子 | 絵本作家・アーティスト

向き合うのではなく、共に流れる

学校教育の場にアーティストが入り、子どもたちと一緒に作品づくりを行うと、その場にはどんなことが起きるのか。福島藝術計画では、この数年、教育の現場にアーティストを派遣してプログラムを行う「学校連携プロジェクト」を行ってきました。2018年度は、南相馬市在住のアーティスト・絵本作家である小原風子さんを講師に迎えたワークショップを開催。その小原さんがワークショップを通じて学んだこととは。

取材・構成:小松理虔(ヘキレキ舎)

—今回、学校連携プロジェクトのアーティストとして声がかかったきっかけはどのようなことだったんでしょうか?

霊山町にある「こどもの村」で絵描きをしながら働いています。当時県立美術館の学芸員だった國島さんから、こどもの村でワークショップをしてみないかと話を頂いたことが、そもそものきっかけでした。

こどもの村では、その時「絵本カーニバル」という企画展を開催しており、県美に作品がある大岩オスカールさんの「はじめてアート」という絵本から、広がっていくようなワークショップをしてみようかということになったのです。

オスカールさんの絵本を朗読したり、その絵本に出てくる絵を使ってプロジェクションマッピングをしたり、布に絵をかいて大きな宇宙を作ってみたり。最終的には、その布をみんなで持って滑り台を降りることになったのですが、本当に大騒ぎで。県美の学芸員のみなさんや、こどもの村のスタッフ、高校生ボランティアさんそして、こどもの村に来てくれたこどもたち、みんなで創ったワークショップでした。そのときの子どもたちがのびのびして良かったなぁ!これを学校でもやってみないですか〜?と、また声をかけて頂いたんです。

これまでの学校連携ワークショップは一般のクラスが対象でしたが、今回は初めて「ふれあい教室」の中学生とも開催するという計画がありました。学校に行ける日もあれば行けない日もある、そういう子どもたちと関わるのは自分にとってもなんだかいいタイミングだなと思いました。それで今回参加させて頂いたという流れです。

小原さんが作画を担当した絵本たち

—どんなワークショップを行ったのですか?

木の実人形を使ったフォト絵本とコマドリアニメーションの制作です。震災後、自然のなかで五感を目一杯使って想像したり、自然を感じる機会が奪われたまま育った子どもたちが多いので、自然にあるものを使いながら、その子たちのイマジネーションの扉が開いたり、そのボタンが押されるようなことがしたいと思っていました。

わたしがつくった絵本に登場するのが、栃の実の「トッチーさん」でした。こどもたちも、木の実を使ってみんなでそれぞれにトッチーさんの兄弟を作ったり、自分のオリジナルのキャラクターを作ったりして、想いおもいの場所に置いて写真を撮り、それをつなぎ合わせて絵本を作りました。小学生はフォト絵本を作るところまでで、中学生はちょっとずつコマドリを撮影して映像にするところまでやりました。

木の実人形を使ったフォト絵本とコマドリアニメーション
ワークショップは木の実人形を作るところからはじまる
子どもたちは思い思いの物語を思い浮かべながら撮影をしていった

私は以前から原始的な遊びが大好きでした。例えばコマドリの映像も、最先端の映像というより、ノートの端に絵を書いて棒人間が走ったりジャンプしたりというシンプルなものですよね。だからこそ動かないものに命が宿るような感覚が生まれる。それを子どもたちが体験したら、どうなるかなぁ?!と。

ところが、「ふれあい教室」での実際のワークショップは、ほとんど計画通りには進みませんでした。ひとりでやりたい子もいれば、初回は来たけど2回目に休んじゃう子たちもいますし、それぞれスイッチが入るタイミングも違います。本を読んでいたいという子もいたり。どうしよう、混ざらないなあと、とても悩みました。なぜかというと、私がきっと、これをやろうと誘導しちゃっていたんですね。今思うと、そのただ本を読んでることだって、ひとりでつくることだってとても大切な時間なのに…。

学校の先生たちも、子どもたちに良かれと思っていろいろなアドバイスをしてしまうものです。大人が引っ張ってしまったダメだと思って、「みんな今日はどうだった?」と聞いてみたことがあるんです。そうしたら、ある男の子が「僕なんか凡人で、先生たちはすごいアートに長けているなと思いました」と言ったんですね。その時、なんてことを子どもに言わせてしまったんだろうと思いました。そしてその子に心からごめんねと謝りました。

—ワークショップに慣れているはずの風子さんも想定外のことが起きたわけですね。その場はどのように展開していったんですか?

美術館に戻ってから学芸員の皆さんと話し合いました。こどもたちと関わるとき、作品の完成度じゃなくて、その過程がほんとうに大事なんだなと思うと、以前中学校の先生をしていた学芸員の大北さんから話をきいて、すうっと心が落ち着きました。

先生たちもこどもたちとは別に制作チームを作ってもらったらどうだろうということにも!こどもたちにアドバイスするのではなく先生たちも、それぞれ本気でつくって下さったら、お互いすごくいい空気になるんじゃないかって。

子どもたちが、学校に行けなくなったりするのは、きっとすごく感性豊かでいろんなことを感じ取ってしまうからかな。それでわたしや先生の期待にも応えたいと思ってしまったのかもしれない。だから私たちはこんどは黙ってることにしたんです。

おかげで3回目はとても充実しました。アイデアが出てきて止まらない子たちや、これまでお互いにほとんど喋ったこともない男の子たちたちが仲良しになってしまったり。葛飾北斎が大好きな女の子はひとりで作り続けていましたが、その子の作品も涙が出そうなくらい素敵でした。それぞれみんな心にもっているストーリーがぽろんって出てきたんです。

不登校というと良くないイメージを持たれがちだけど、みんな繊細だったり、アイデアが湧きすぎちゃうから学校で決められたリズムに合わないだけなんじゃないかな。その子のタイミングやリズムで取り組めたら、逆にすごい強い力を発揮できる子たちばっかりでした。

そこで学んだのは、相手に委ねると、その子たちの世界がワーって開いてくるということです。教える側の我が出すぎちゃうと広がらなくなっちゃう。けれど、ただ一緒にいて、子どもたちが悩んでどうしようっていう時だけ「どうしよか?」って言うだけでいいんですよね。学ばされたのは私たちだったんです。

当時を思い返しながら力強く語る小原さん

—その時間を一緒にいるということ。それだけでいいのかもしれませんね。

そうですね。絵本作家としての自分にも大きな経験でした。以前絵本作家の卵としてイタリアのボローニャに行ったとき、あちらの方に「This is your poetry book, not children’s book.」と言われたんです。お前のポエム描いてんじゃねーよ、ってことですよね。絵本は、私の詩ではなくて、子供たちが描いてゆく風景を描かなくちゃいけない。絵本だけでなくワークショップもそうだなあといま改めて思っています。

だけれど、子どもに預けなさい、自由にさせなさいと言葉で言っても、それはまた変ですよね。「自由って何?」って感じで子どもたちも迷ってしまうし。私もまだわからないけど、大事なのは「待つ」と言うことかもしれません。スイッチボタンが入るタイミングってちょっとずつそれぞれ違うんだけど、なんで日本はそれを全部合わせてしまうのかなって。合わせなくていいんですよね。

以前、こどもの村のスタッフの女性から、こんな話を聞きました。「私が小学生の時、絵を描いていて土の色をオレンジで塗ったら、先生から土の色はそんな色じゃないでしょう、茶色でしょうって言われて、それから自分はダメなんだと思って美術が好きではなくなってしまったの」と。

美術の時間に答えあわせなんて必要ないし、なんなら、ほかの授業だってそうだと思います。1+1=2じゃなくて、何を足せば10になるのか、その選択肢を一緒に考えるのが授業です。ひとつの答えじゃない。みんなのそれぞれの答えを待つような美術の時間があってもいいはずなんですけどね。

—町づくり的な観点からアートプロジェクトが開催されることも増えていますが、そういうところで、動員や経済効果ばかりが持ち出されます。風子さんのいうような「待つこと」はだんだん難しくなってしまっています。

そうですね。ふれあい学級だと10人くらいしかいないので、もっと人数を動員できるような企画が求められているのかもしれません。けれど、ほんとうは、ひとり子の心に何か感じてもらえたらそれでいいはず。そこに行けば何かあるんじゃないか、気持ちいいことできるんじゃないかって思って来てくれる子がひとりでもいい。

私も小さい時は喋れない子だったんです。いつも行っちゃいけないって言われていた畑のほうに飛び出して言って、動物と遊んだりしていました。けれど、小学校に入ったらダメになっちゃった。萎縮しちゃっていたのかもしれません。けれども、二年生の時、国語の授業で手をあげたら「フウコちゃんが手を上げてくれて本当に嬉しい」って喜んでくれて。先生からこっそり色鉛筆をもらっちゃったんです。それから前向きになれました。何かのきっかけで子どもたちは大きく変わる。だからこそ、ひとりひとりをしっかり見ていないといけないんじゃないかと。

こどもの村でワークショップでお世話になった方がこんなことを言っていました。「子どもたちには向き合うんじゃない。一緒に流れていくんだよ、川みたいにね」って。向き合うと、こっちも何かしないといけない、教えてあげないとって思ってしまうし、成果も出さないとと焦ってしまうけど、一緒に流れればいいんですね。そうじゃないと子どもたちのスイッチを見逃してしまう。だから向き合うんじゃなく一緒に流れる。その言葉と現実が結びついたのが、今回のワークショップでしたね。

私は南相馬でサーフィンもするんですよ。福島市に住んでいた時からちょくちょくきていました。本当に上手なサーファーは波を壊さずに波と一緒に流れていくだけなんです。向き合わない。一緒に流れる。そして待つ。絵本作家としても、ワークショップに関わる作家としても、サーファーとしても、とても大事なことを子どもたちに教えてもらった気がします。

 

プロフィール 小原風子(おばら・ふうこ)
1971年 福島県出身。東京藝術大学で日本画を学んだ後、帰郷。チルドレンズミュージアムにて、こどもたちと関わる仕事を続けながら、南相馬の海のそばで絵や絵本の制作をしている。2012年『僕らの海』、2015年『もこもこ雲のテラドラゴン』を自主出版。

 

EVENTS

 

アートによる新生ふくしま交流事業
アートで広げるみんなの元気プロジェクト「成果展」

アートによる新生ふくしま交流事業「アートで広げるみんなの元気プロジェクト」では、今年度4つのアートイベント「ミクロの化石のアートへ」「ロボットアームワークショップ」「コールペイントワークショップ」「サンマパレード」を開催してきました。今年度の集大成として成果展をいわき市石炭・化石館ほるるにて開催します。

 

<講師>
◎「ロボットアームワークショップ」講師
パンタグラフ(アーティスト)
◎「ミクロの化石からアートへ」講師
君平(アーティスト)
◎「コールペイントワークショップ」講師
国盛麻衣佳(アーティスト)
◎「サンマパレード」講師
高木市之助(アーティスト)

<日時・会場>
日 程:平成31年3月18日(月)〜3月24日(日)(9:00~17:00)
会 場:いわき市石炭・化石館ほるる講堂(〒972-8321 福島県いわき市常磐湯本町向田3−1)
※観覧は無料ゾーンにございます。

<アクセス
・JR常磐線「湯本」駅 から徒歩で約15分・タクシー5分
・磐越自動車道 いわき湯本ICから車で約15分

<お問い合わせ>
特定非営利法人Wunderground(担当:阿部)
〒970-8026 福島県いわき市平字白銀町 2-10 TATAKIAGE BASE 201
TEL:090-2997-1849 FAX:0246-23-6566
EMAIL:info@wangura.net

主 催:福島県文化振興課 事業受託者:特定非営利活動法人Wunder ground
助 成:アートによる新生ふくしま交流事業「アートで広げるみんなの元気プロジェクト」

 

EVENTS

自分たちが住んでいる場所(久之浜・海)とは、全く異なる自然環境・文化(只見・森)を持つ土地の友達に思いを馳せながら、浜にある石を使って名前をつけたり標本箱を作るワークショップが浜風きららにて開催されます。ワークショップを通して、自分たちの住む地域の魅力を見つめてみよう。

 

【プログラム詳細】

福島藝術計画 × Art Support Tohoku-Tokyo2018
福島こども芸術計画
アートワークショップ「海のこと玉〜石の小さな標本箱作り〜」

只見の自然を作り出す大雪と関係の深いブナ。そんなブナの森に潜んでいるいきものたちの姿を想像しながら彼らが使うものかもしれない道具を只見の子どもたちに考えてもらいました。その道具たちを見たあと、アーティストの岩田とも子さんと一緒に、浜にあるたくさんの石から標本箱を作るワークショップを行います。久之浜の子どもたち自身にも自分たちの地域の魅力を知ってもらうことも狙いにしています。只見の子どもたちが作った作品の展示「ブナの森の道具屋さん」も10日間展示していますよ!

◎講師
岩田とも子(アーティスト)
身近な自然物の観察・採集から宇宙的なサイクルを体感するような制作をするアーティスト。発表形態は多様で2012年に畑を舞台に展開した「SILENT MIXER」、2014年に香川県粟島での自然物を採集 するプロジェクト「粟島自然観察船」その他、自然学校の講師と共同で森の中で子どもワークショップを定期的に行う。生き物に対する素朴な視点、そこからはじまる学びと表現を大切にしている。

◎会場と日時
<日時・会場>
日 程:平成31年3月24日(日)(13:00~15:00)
定 員:12名
参加費:無料
対 象:小学生
申 込:氏名・学年・保護者氏名・電話番号(日中繋がるもの)を明記し、メールまたはFAXを送ってください。
会 場:浜風きらら(〒979-0333 福島県いわき市久之北町52−1)

※ワークショップに合わせた展示「ブナの森の道具屋さん」も同会場にて開催。
「ブナの森の道具屋さん」
日程:3月16日(土)〜25日(月)の10日間
時間:11:00〜20:00
料金:入場無料

<アクセス
・JR常磐線「久之浜」駅 から徒歩で約5分
・磐越自動車道 いわき四倉ICから車で約15分

申し込み・お問い合わせ
特定非営利法人Wunderground(担当:会田)
〒970-8026 福島県いわき市平字白銀町 2-10 TATAKIAGE BASE 201
TEL:090-2997-1849 FAX:0246-23-6566
EMAIL:info@wangura.net

主 催:福島県、東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、特定非営利活動法人Wunder ground
協 力:浜風きらら株式会社

福島藝術計画 × Art Support Tohoku-Tokyo(東京都による芸術文化を活用した被災地支援事業)は、福島県、東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)の三者が共催し、地域の団体と協働してアートプログラムを実施する事業です。文化芸術に触れる機会や地域コミュニティの交流の場をつくり、文化芸術による地域活力の創出と心のケアという視点から復旧・復興を支援します。

 

 

EVENTS

 

みんなでじゃんがらを楽しもう!いわきの伝統芸能「じゃんがら念仏踊り」の太鼓や鐘を使って、音を出したり、踊りや歌を歌って、じゃんがらを体験してみよう!じゃんがらワークショップを体験してくれた子どもたちには、お菓子のプレゼントもあるよ!「じゃんがら念仏踊り」の披露もありますので、ご家族、ご友人お誘い合わせてご参加ください。

 

 

【プログラム詳細】

3月17日(日)道の駅よつくら港にて、いわきの伝統芸能「じゃんがら念仏踊り」を体感できるイベント「集まれ、いわきっ子!~子どもも大人も、一緒に楽しむ、じゃんがら交流会~」を開催します。 じゃんがらで使われる太鼓や鐘に実際に鳴らせる「じゃんがら体験」、下神谷青年会による「じゃんがら念仏踊り」の披露、そして「じゃんがら」からインスピレーションを受け完成したアート作品「ジャン」と「ガーラ」展示。山の資源で作られた「ジャン」は今年1月に同会場で地域の皆さんと作り上げた作品です。 ぜひご家族やご友人と、会場にお越しください。

<日時・会場>
日 程:平成31年3月17日(日)(10:00~12:00)
会 場:道の駅よつくら港(〒979-0201 いわき市四倉町五丁目218−1))
参加費:無料
プログラム:
① じゃんがら体験(踊り・唄、太鼓、鐘)10:00-11:00
② じゃんがら交流会(下神谷青年会)11:00-12:00
③ アート「ジャン」と「ガーラ」の展示
今年1月、ミュージシャンの『たむらぱん』さんと地域のみんなで作り上げたアート作品「ジャン」と「ガーラ」。海と山の地域資源とたくさんのアイディアから生まれた、高さ約2mの大作をぜひ楽しみください。 ※作品展示は、3月17日(日)~3月31日(日)まで道の駅 よつくら港でご覧いただけます。

<アクセス
・JR常磐線「四ツ倉」駅 から徒歩で約20分・タクシーで5分
・磐越自動車道 いわき四倉ICから車で約10分

 

お問い合わせ
特定非営利法人Wunderground(担当:阿部)
〒970-8026 福島県いわき市平字白銀町 2-10 TATAKIAGE BASE 201
TEL:090-2997-1849 FAX:0246-23-6566
EMAIL:info@wangura.net

主 催:特定非営利活動法人Wunder ground 協力:MUSUBU

*本事業は、平成30年度 地域創生総合支援事業(サポート事業)の採択を受け実施しております。

 

 

EVENTS

 

アートによる新生ふくしま交流事業「アートで広げるみんなの元気プロジェクト」第2弾のイベント「ロボットアームワークショップ」。2018年11月に郡山と三春で開催されたこのイベントがいわきでも開催されます! ロボットアームのキットを組み立て、コマ撮りアニメーション手法で動かしてみよう。文字を書いたり、将棋をしたり、動物に変身するかも? 自由な発想でロボットの常識を覆そう!

 

【プログラム詳細】

アートによる新生ふくしま交流事業
「ロボットアームワークショップ」

立体アニメーション作家・パンタグラフが制作したロボットアームのキットを組み立て、色や形を自由にアレンジします。ワークショップ後半には、コマ撮りアニメーション手法でロボットアームを自由に動かし、参加者のアイデアを映像化します。最後に、完成したロボットアームを一同に集め、みんなが思い描くロボットフィールドを作り上げます。

◎講師
パンタグラフ(アーティスト)
立体造形と立体アニメーション専門のアーティストユニット。メインスタッフは3名ほどの小さなスタジオ。作品や書籍、ワークショップを通じて”実物”の存在感や”動き”の本質を探る。

◎会場と日時
<日時・会場>
日 程:平成31年2月3日(日)(13:00~17:00)
定 員:12名
会 場:いわき市生涯学習プラザ5階体験学習室(〒970-8026 福島県平一町目1番地 ティーワンビル内)

<アクセス
・JR常磐線「いわき」駅 から徒歩で約10分
・磐越自動車道 いわき中央ICから車で約15分

申し込み・お問い合わせ
特定非営利法人Wunderground(担当:渡邉・阿部)
〒970-8026 福島県いわき市平字白銀町 2-10 TATAKIAGE BASE 201
TEL:090-2997-1849 FAX:0246-23-6566
EMAIL:info@wangura.net

参加費:無 料
対 象:どなたでも参加できます。小学3年生以下のお子様は保護者同伴でお願いします。
主 催:福島県文化振興課 事業受託者:特定非営利活動法人Wunder ground
助 成:アートによる新生ふくしま交流事業「アートで広げるみんなの元気プロジェクト」

 

EVENTS

 

潮目のまち”いわき”で、あらたな表現のうねりを。

 

「切って」「塗って」「くっつけて」、立体コラージュ作品をみんなで作ろう!

未知の生物、山のものを使って作る「ジャン」、海のものを使って作る「ガーラ」。

その形を、色を、肌触りを想像して、海や山の材料を切ったり貼ったり、

くっつけながら、みんなでひとつのものを完成させましょう。

 

講師を務めるのは「たむらぱん」。

自身の活動をはじめ、CM音楽・楽曲提供などはもちろん、

その才能はイラストから映像制作まで多岐に渡ります。

たむらぱんと共に、異なるものたちを交わらせ、

世にもユニークな作品をみんなで作りましょう!

 

 

【 イベント概要 】

みんなで作ろう「ジャン」と「ガーラ」!
「切って」「塗って」「くっつけて」、立体コラージュワークショップ

2019年1月26日(土)、27日(日)
対 象:子供から大人 / 参加費:無料
※完成した作品は、いわき市内での展示を予定しています。
※両作品とも、午後で完成します。

 

◼️山のもの 「ジャン」作り 【申込不要】

日 程:2019年1月26日(土) 午前の部 9:30-12:00 / 午後の部 13:00-15:30
会 場:道の駅 よつくら港 (いわき市四倉町5-218-1)

⚫️海のもの 「ガーラ」作り 【要申込/抽選】 各回定員 20名

日 程:2019年1月27日(日) 午前の部 9:30-12:00 (9:15集合) 午後の部:13:00-15:30 (12:45 集合)
会 場:アクアマリンふくしま 本館1階エントランスホール (いわき市小名浜辰巳町50)
*参加当選した方は、「チケット売り場前」に集合をお願いします。

< 「ガーラ」作り 参加申込> 下記、必要事項を明記のうえ、メールでお申し込みください。
名前、住所、年齢、電話番号、メールアドレス、参加人数
E-MAIL: lift047@gmail.com   (応募締め切り:1月15日(火) ※当選 発表1月17日(木) )

 

講師: たむらぱん ミュージシャン・マルチアーティスト)

田村歩美のソロプロジェクト。作詞・作曲・編曲からアートワークまで手がけるマルチアーティスト。2008年4月にアルバム「ブタベスト」でメジャーデビュー。現在までに、シングル9枚、アルバム6枚をリリース。たむらぱんとしての活動と平行し、クリエイター田村歩美として、SHIBUYA PARCOでの絵の展示、『私立恵比寿中学』『松平健』『中川翔子』『剛力彩芽』『でんぱ組.inc』等への詩曲提供など、多岐にわたる活動でその才能を発揮している。

http://www.tamurapan.com/

 

<たむらぱんコメント>

先日いわきに行きました。ふとしたきっかけで私はそこに立っていました。

空と大地の間に海と山が広がり喜怒哀楽のように変化する景色の中で私は、ふと感じたのです。

ジャンとガーラの気配を。

人生におけるふとしたことって大抵いい感じ。

さあ、ふと思い立った皆さま、一緒にジャンとガーラを作って潮目ちゃんを産みましょう。

 

主催:特定非営利活動法人 Wunder ground。
後援: いわき市
企画:MUSUBU、アリオラアーティスト
協力:アクアマリンふくしま、特定非営利活動法人よつくらぶ、Creative Farm SHANME、ヨツクラムジカヘッズ
名デザイン :藤城光
お問い合わせ:特定非営利活動法人Wunderground(阿部) E-MAIL lift047@gmail.com

 

EVENTS

 

アートによる新生ふくしま交流事業「アートで広げるみんなの元気プロジェクト」のイベント「コールペイントワークショップ」と「ロボットアームワークショップ」が2週連続で開催されます。今回は南相馬開催。2019年のことはじめをアートワークショップで飾ってみませんか?

 

 

【プログラム詳細①ロボットアームワークショップ

アートによる新生ふくしま交流事業「アートで広げるみんなの元気プロジェクト」
「ロボットアームワークショップ」

立体アニメーション作家・パンタグラフが制作したロボットアームのキットを組み立て、色や形を自由にアレンジします。ワークショップ後半には、コマ撮りアニメーション手法でロボットアームを自由に動かし、参加者のアイデアを映像化します。最後に、完成したロボットアームを一同に集め、みんなが思い描くロボットフィールドを作り上げます。

◎講師
パンタグラフ(アーティスト)
立体造形と立体アニメーション専門のアーティストユニット。メインスタッフは3名ほどの小さなスタジオ。作品や書籍、ワークショップを通じて”実物”の存在感や”動き”の本質を探る。

◎会場と日時
日 程:平成31年1月19日(土)(13:00~17:00)
参加費:無料(事前申込制)
対 象:小学3年生から大人まで(小学3年生未満の方は保護者同伴でお願いします)
会 場:南相馬市民情報交流センタークラフトルーム(〒975-0004 福島県南相馬市原町区旭町2-7-1)
アクセス
・JR常磐線「原町」駅西口から徒歩で約1分
・常磐道「南相馬IC」から車で約10分

 

【プログラム詳細②コールペイントワークショップ

アートによる新生ふくしま交流事業「アートで広げるみんなの元気プロジェクト」
「コールペイントワークショップ」

石炭・石炭灰から作られたえのぐ「COAL PAINT」を使って、自分の姿や似顔絵を描いてみませんか。絵が苦手でも大丈夫!「いま、この地に住む私たち」を見つめてみましょう。

◎講師
国盛 麻衣佳氏
「炭鉱と芸術」をテーマとし、旧産炭地で生まれた文化の再評価を、美術活動と研究の両方から行なっている。国内外の各旧産炭地から得た石炭・石炭灰などを素材にした画材を用い、作品制作やアートワークショップを行なっている。

◎会場と日時
日 程:平成31年1月26日(土)(10:00~12:00)
参加費:無料(事前申込制)
対 象:小学3年生から大人まで(小学3年生未満の方は保護者同伴でお願いします)
会 場:南相馬市民情報交流センタークラフトルーム(〒975-0004 福島県南相馬市原町区旭町2-7-1)
アクセス
・JR常磐線「原町」駅西口から徒歩で約1分
・常磐道「南相馬IC」から車で約10分

 

申し込み・お問い合わせ
特定非営利法人Wunderground(担当:渡邉・阿部)
〒970-8026 福島県いわき市平字白銀町 2-10 TATAKIAGE BASE 201
TEL:090-2997-1849 FAX:0246-23-6566
EMAIL:info@wangura.net
*当日受付でも参加可能です。お気軽にお越しください。

主 催:福島県文化振興課 事業委託者:特定非営利活動法人Wunder ground
助 成:アートによる新生ふくしま交流事業「アートで広げるみんなの元気プロジェクト」

EVENTS

 

福島県出身のアーティストが教室までやってきて一緒にアート制作を楽しむ「おとなりアーティスト2018-学校連携共同ワークショップ」が、2018年9月から11月にかけて二本松市・福島市・会津若松市の小中学校で行われました。そこで制作された子どもたちの作品が福島市・福島県立美術館で展示されます。

 

 

【プログラム詳細】

アートによる新生ふくしま交流事業
「アートで広げるみんなの元気プロジェクト」
おとなりアーティスト2018-学校連携共同ワークショップ参加校作品展

学校連携共同ワークショップとは、美術作家を先生として招き、各学校等で子どもたちを対象としたワークショップを開催するプログラムです。今年度のワークショップは、福島県出身のアーティスト2名( 画家/ 絵本作家・小原風子 氏、銅版画家・三浦麻梨乃 氏)を招いて開催しました。本展覧会では、ワークショップでつくられた子どもたちの個性豊かな作品を展示します。

 

◎ワークショップを行ったアーティスト

  • 三浦麻梨乃(銅板画家) 1981年福島県生まれ。銅版画により表現するテーマは、「ささやかな幸せ」です。それを小動物や草花に重ねて「小さな命の物語」を描いています。私は動物のしぐさや表情に癒され、勇気づけられもします。気づかぬほど自然に繰り返す営みの中に大切な事があると、そっと諭してくれるのです。
  • 小原風子(画家・絵本作家) 1971 年 福島県生まれ。東京藝術大学で日本画を学んだ後、帰郷。チルドレンズミュージアムにて、こどもたちと関わる仕事を続けながら、南相馬の海のそばで絵や絵本の制作をしている。絵本が誰かの心の「小さな窓」みたいになってくれたらいいなぁと願いながら描いています。

 

◎会場と日時

  • 日 程:平成30年12月22日(土)〜24日(月/祝)・平成31年1月8日(火)〜20日(日)12月25日(火)〜1月7日(月)までは年始休館および施設メンテナンスによる臨時休館です。
  • 会 場:福島県立美術館(企画展示室B)(〒960-8003 福島県福島市森合西養山 1)
  • アクセス
    福島交通飯坂線「美術館図書館前駅」下車徒歩2分
    東北道「福島飯坂インター」から車で約15分
    東北道「福島西インター」から車で約20分
  • 入場料:無 料
  • 主 催:福島県文化振興課、東京都、アーツカウンシル東京( 公益財団法人東京都歴史文化財団)、特定非営利活動法人Wunder ground

 

◎申し込み・お問い合わせ
福島県立美術館
〒960-8003 福島県福島市森合西養山 1
TEL:024-531-5511 Fax : 024-531-0447
https://art-museum.fcs.ed.jp

 

EVENTS

 

アートによる新生ふくしま交流事業「アートで広げるみんなの元気プロジェクト」第1弾のイベント「ミクロの化石からアートへ」が開催されます。今回は、9月の会津・猪苗代開催、10月の南相馬開催に引き続き、第3弾いわきでの開催です。会津や浜通りの本物の放散虫の化石をスケッチしてアートにチャレンジします。ミクロの化石の魅力から太古のふくしまを感じてみましょう。

 

 

【プログラム詳細】

アートによる新生ふくしま交流事業
「アートで広げるみんなの元気プロジェクト」

ミクロの化石からアートへ 〜太古の会津を感じてみよう〜

恐竜が生きた時代よりもはるか昔から、海の中で生きつづけている プランクトンである放散虫(ほうさんちゅう)というミクロな生き 物たちがいます。色はとうめいで、たくさんのトゲとかたいホネを もっていて、そのかたいホネは美しい化石になります。放散虫の化 石は、はるか昔は海だった浜通りでもたくさん発見されています。 ワークショップでは、放散虫を研究している元福島県立博物館学芸 員の竹谷陽二郎博士と、それをモチーフに作品を制作するアーティ ストの君平さんといっしょに、会津や浜通りの放散虫の化石をス ケッチしてアートにチャレンジします。ミクロの化石の魅力から太古のふくしまを感じてみましょう。

◎講師
君平(Kumpei)(アーティスト)
1974年生まれ。成安造形大学立体造形クラス卒業、2001年筑波大学 大学院修士課程総合造形分野修了。現在、成安造形大学美術領域主任・准教授。「鉄を通して見えてくるもの」をテーマに美術家として活動しています。近年は、溶接機とクレヨンを使った平面作品や、自然物をモチーフにした鉄の彫刻作品に取り組んでいます。

◎会場と日時
いわき会場
日 程:平成30年12月16日(土)(13:30~15:30)
定 員:24名
会 場:いわき市立美術館・ロビー(〒970-8026 福島県 いわき市 平字堂根町4−4)

アクセス
・JR常磐線「いわき」駅から徒歩で約15分
・常磐道「いわき中央IC」から車で約15分

申し込み・お問い合わせ
いわき市立美術館「ミクロの化石からアートへ」担当
〒970-8026 福島県 いわき市 平字堂根町4−4
TEL:0246-25-1111 FAX:0246-25-1115
*当日受付でも参加可能です。お気軽にお越しください。

参加費:無 料
対 象:どなたでも参加できます。
主 催:福島県文化振興課・いわき市立美術館 事業委託者:特定非営利活動法人Wunder ground
助 成:アートによる新生ふくしま交流事業「アートで広げるみんなの元気プロジェクト」

EVENTS

 

今年度第2弾!石炭を使って絵を描くワークショップ「コールペイントワークショップ」が郡山・福島コトひらくで開催されます。ぜひお誘い合わせの上ご参加ください。

 

 

【プログラム詳細】

アートによる新生ふくしま交流事業
「コールペイントワークショップ」

石炭・石炭灰から作られたえのぐ「COAL PAINT」を使って、自分の姿や似顔絵を描いてみませんか。絵が苦手でも大丈夫!「いま、この地に住む私たち」を見つめてみましょう。

◎講師
国盛 麻衣佳氏
「炭鉱と芸術」をテーマとし、旧産炭地で生まれた文化の再評価を、美術活動と研究の両方から行なっている。国内外の各旧産炭地から得た石炭・石炭灰などを素材にした画材を用い、作品制作やアートワークショップを行なっている。

◎会場と日時
●郡山会場
日 程:平成30年12月8日(土)  10:00~12:00  (集合 9:45)
定 員:15-20名
会 場:福島コトひらく(〒963-8071 福島県郡山市富久山町久保田下河原191−1)

アクセス
・JR東北本線「郡山」駅からタクシーで約10分
・磐越自動車道「郡山東」ICから車で約15分

 

申し込み・お問い合わせ
特定非営利法人Wunderground(担当:渡邉・阿部)
〒970-8026 福島県いわき市平字白銀町 2-10 TATAKIAGE BASE 201
TEL:090-2997-1849 FAX:0246-23-6566
EMAIL:info@wangura.net

参加費:無 料
対 象:どなたでも参加できます。小学3年生以下のお子様は保護者同伴でお願いします。
主 催:福島県文化振興課 事業受託者:特定非営利活動法人Wunder ground
助 成:アートによる新生ふくしま交流事業「アートで広げるみんなの元気プロジェクト」

 

EVENTS

 

昨年に引き続き、石炭を使って絵を描くワークショップがいわき・石炭化石館ほるるで開催されます。ぜひお誘い合わせの上ご参加ください。

 

 

【プログラム詳細】

アートによる新生ふくしま交流事業
「コールペイントワークショップ」

石炭・石炭灰から作られたえのぐ「COAL PAINT」を使って、自分の姿や似顔絵を描いてみませんか。絵が苦手でも大丈夫!「いま、この地に住む私たち」を見つめてみましょう。

◎講師
国盛 麻衣佳氏
「炭鉱と芸術」をテーマとし、旧産炭地で生まれた文化の再評価を、美術活動と研究の両方から行なっている。国内外の各旧産炭地から得た石炭・石炭灰などを素材にした画材を用い、作品制作やアートワークショップを行なっている。

◎会場と日時
1.いわき会場
日 程:平成30年11月17日(土)  10:00~12:00  (集合 9:45)
定 員:15-20名
会 場:石炭化石館ほるる(〒972-8321 福島県いわき市常磐湯本町向田3-1)

アクセス
・JR常磐線「湯本」駅から徒歩で約10分
・常磐自動車道「いわき湯本」ICから車で約10分

2.郡山会場
12月上旬開催を予定

3.郡山会場
翌年1月開催を予定

申し込み・お問い合わせ
特定非営利法人Wunderground(担当:渡邉・阿部)
〒970-8026 福島県いわき市平字白銀町 2-10 TATAKIAGE BASE 201
TEL:090-2997-1849 FAX:0246-23-6566
EMAIL:info@wangura.net

参加費:無 料
対 象:どなたでも参加できます。小学3年生以下のお子様は保護者同伴でお願いします。
主 催:福島県文化振興課 事業受託者:特定非営利活動法人Wunder ground
助 成:アートによる新生ふくしま交流事業「アートで広げるみんなの元気プロジェクト」

 

 

EVENTSINFO

 

アートによる新生ふくしま交流事業「アートで広げるみんなの元気プロジェクト」第2弾のイベント「ロボットアームワークショップ」が開催されます。ロボットアームのキットを組み立て、コマ撮りアニメーション手法で動かしてみよう。文字を書いたり、将棋をしたり、動物に変身するかも? 自由な発想でロボットの常識を覆そう!

 

 

 

【プログラム詳細】

アートによる新生ふくしま交流事業
「ロボットアームワークショップ」

立体アニメーション作家・パンタグラフが制作したロボットアームのキットを組み立て、色や形を自由にアレンジします。ワークショップ後半には、コマ撮りアニメーション手法でロボットアームを自由に動かし、参加者のアイデアを映像化します。最後に、完成したロボットアームを一同に集め、みんなが思い描くロボットフィールドを作り上げます。

◎講師
パンタグラフ(アーティスト)
立体造形と立体アニメーション専門のアーティストユニット。メインスタッフは3名ほどの小さなスタジオ。作品や書籍、ワークショップを通じて”実物”の存在感や”動き”の本質を探る。

◎会場と日時
1.三春会場
日 程:平成30年11月10日(土)(13:00~18:00)
定 員:12名
会 場:福島さくら遊学舎(〒963-7725 福島県田村郡三春町 鷹巣瀬山213)

アクセス
・JR磐越東線「三春」駅 からタクシーで約10分
・JR東北本線「郡山」駅 からタクシーで約20分
・磐越自動車道 船引三春ICから車で約10分

2.郡山会場
日 程:平成30年11月11日(日)(13:00~18:00)
定 員:12名
会 場:郡山カルチャーパーク内 カルチャーカルチャーセンター工作室
(〒963-0112 福島県 郡山市安積町成田字東丸山61番地)

アクセス
・JR東北本線「郡山」駅からタクシーで約15分
・JR東北本線「郡山」駅からバスで約25分
・東北自動車道「郡山南」ICから車で約5分

申し込み・お問い合わせ
特定非営利法人Wunderground(担当:渡邉・阿部)
〒970-8026 福島県いわき市平字白銀町 2-10 TATAKIAGE BASE 201
TEL:090-2997-1849 FAX:0246-23-6566
EMAIL:info@wangura.net

参加費:無 料
対 象:どなたでも参加できます。小学3年生以下のお子様は保護者同伴でお願いします。
主 催:福島県文化振興課 事業受託者:特定非営利活動法人Wunder ground
助 成:アートによる新生ふくしま交流事業「アートで広げるみんなの元気プロジェクト」